重要文化財や国宝など言葉を聞いたことがあると思います。これらは文化財建造物とよばれ、長い歴史と文化的価値を有する建造物として国や地方自治体などから指定された建物です。
しかし、そればかりが「文化財」ではないのです。自分の住んでいる地域に点在するお寺や神社、そればかりでなく、現在お住まいになっているお宅がそれに当たるかもしれません。
いつのころからか、日本人は建物に対して、「新しい物は良いもの、古いものは悪いもの」との感覚をもってしまった気がします。そして、文化財と古い建物の間には線が引かれてしまったのではないでしょうか?
身近なものこそ文化財、この視点で考えることが大切だと思います。
「温故知新」この言葉をとても大切に考えている。建築に限らず、新しいものを創造しようとするときに、過去の知恵を学び新しい道理や知識を得ることは不可欠である。
これを建築物に置き換えれば、「古い建物の中にこそ建築の基本がある」といえるのではないだろうか。
古い建物から得られる知見や知恵は古い建物にしか通用しないのであろうか?それらは古くさくて、時代錯誤の考え方なのだろうか?いや、そんなことはない。現代の家づくりにおいてもその基本を踏襲したまま現在や将来の生活に合わせてアレンジすることは可能であろうし、それを実践するためには歴史的・伝統的な技術を理解しなければならない。
寺院、神社、民家、洋風建築など種類を問わず、歴史と文化的価値のある建物を歴史的建造物と呼んでいます。文化財に指定されているかどうかなどは問いません。
寺院や神社建築・古民家など古い建物(歴史的建造物)は修復にあたり、専門的な知識が必要です。特に社寺建築においては一般的な建物のみを取り扱う設計事務所では対応することが難しいと思われます。
当社では歴史的建造物に対する専門知識をもった建築士と伝統技術を有する大工をはじめとする職人とが連携して詳細な現地調査を行い、修復計画・維持管理計画を提案します。
歴史的建造物の保存と活用は「車の両輪」であり、どちらか片方が欠けていては双方が成り立ちません。保存と活用というと難しく聞こえるかも知れませんが、最も大切なことは「建物を大切にずっと使い続ける」ということだと考えます。例えば、人の住んでいない空き家は建物の劣化が早いということを聞いたことがないでしょうか。人が住んでいればそこには風が通り、空気の淀みが無くなります。これだけでも建物にとっては状況がずいぶん改善されるはずです。そして適正に建物を維持管理していくことが必要であると考えます。
一般的に寺院本堂などの歴史的建造物は200年~300年に一度、解体を伴う根本的な修理が必要といわれています。そして数十年に一度程度、屋根替えなど部分的な修復が必要になります。この時期にはしっかりとした調査を行い、適正な技術をもって修復計画を立てることが必要です。
歴史的建造物の修復・耐震改修の際に最も大切であり、かつ最初に行うべきことは現状把握のための調査です。これを詳細に行うことが修復への第一歩といえるでしょう。当社では専門知識と経験をもった技術者が調査に当たります。
建物を長く存続させるためには維持管理が不可欠です。建物は建てられている場所や周辺状況によって傷みやすい場所も一様ではありません。屋根や水廻りの改修などなんでもご相談ください。
平成8年から始まった有形文化財登録制度は地域に点在する価値ある歴史的建造物を「登録有形文化財」として緩やかな規制の中で守り、後世へ継承していこうという制度です。登録有形文化財への申請のお手伝いをいたします。
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